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執筆者の写真柴田のりよし

レノントンネル


今回の反政府運動ではポストイットに想い書いて壁に貼るレノンウォールなるものが流行ってます。


6月末に香港に来た時は、金鐘の政府庁舎付近にはポストイットやポスターがたくさん貼っていて、眼を楽しませてくれましたが、その後権力側に撤去され残念に思っていました。


そんな中、レノンウォールを更にパワーアップさせたレノンウォールトンネルなるものが大埔にあると聞き、早速行ってきました。


車が通るトンネルを想像していましたが、そこは駅前の地下通路でした。横方向へバス乗り場への分岐などもあり、なかなか立派な地下道です。


実際は悲惨で苦しい闘いなんでしょうが、ある種のユーモアで包んで表現したような深みがあり、一枚一枚見入ってしまいました。ただのポスターというより、大型の「作品」と呼べる高水準のものもあります。


よく日本のテレビやラジオに出演する社会活動家・周庭さんが「日本のアニメに影響されて育ちました」って言っていますが、これらのポスターの図像も日本のアニメを感じさせるものが多いです。キャラをそのまま使っているものさえあります(笑)!


ネットの時代、もちろんSNSを最大限利用している彼らですが、壁新聞的手法(魏京生の時代ですね)も併用している点、面白いです。実際この地下道の通行量は相当多いですから、このレノンウォールトンネルは、かなりの影響力があると思われます。


ご存知の通り、今回の香港のデモは若い人が中心になって動いています。感覚が今風というか、ポスター一つとっても、洗練された感じがあります。






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