古くはロシア・アヴァンギャルドやメキシコ壁画運動など、革命が起きるときはデザインやアートの分野も盛んになるものですが、香港の「時代革命」でもなかなか秀逸な画像が出てきています。
レノン・ウォールといわれる壁や地下道にチラシ・ポスターを張っていますが、思わず見入ってしまう作品も少なくありません。
また、香港の若者は日本のアニメなどを見て育っていますので、日本人にとってもお馴染みのキャラクターがたくさん貼ってあります。
今回の香港デモでよく言われている言葉に、 「兄弟爬山,各自努力」というのがあります。 みんながそれぞれの方法で、お互い頑張りましょう! というような意味に解釈しています。
デザイン系の人は、こうした宣伝の分野で大いに貢献したいでしょうし、実際かなり貢献できています。
香港のような自由が脅かされつつある社会では、心の中では一連の運動を応援していても、個人的な事情やそこまでの勇気が持てない、デモには参加しないけど精神的には応援したい、という人がたくさんいます。
勇武派の一部が過激な行動に出たときに、日本の一部の記者は「市民の反発を買う」といったことを書いてましたが、その後の区議会選挙で圧勝したのは、勇武派の背後に彼らを精神的にサポートしているたくさんの一般市民がいるということでしょう。
もう一つよく言われる言葉に 「不篤灰、不抹黑、不割蓆」 (裏切らない、やり方の違いを悪く言わない、仲間割れしない )というのがあります。これは雨傘運動の失敗から学んだ言葉ですが、仲間割れが多い日本の活動家や野党政治家は、学ぶべきと思います。
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