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執筆者の写真柴田のりよし

慣れれば怖くない催涙弾


皆さんは人生で何回催涙弾を浴びたことがあるでしょうか?


私は22歳の時にチベットで1回、そして今回の一連の香港の抗議運動で何度か浴びました。

最初は目と咽喉がやられて逃げ回りましたが、あれは音が怖いだけで、防護さえちゃんと出来ていれば、それほど怖いものではないです。


抗議者たちもペットボトルの水をかけたり、投げ返したりしてます。

その為にはゴーグル・防毒マスクは必須なんですが、最初香港に行った時は簡易なゴーグルだったので、目をやられました。20分ぐらい我慢すれば大丈夫ですが、あれは戦意喪失させるには十分な薬剤です。


2度目の香港は日本製のゴーグルとマスクを用意しましたので、だいぶん前線にいることが出来ました。おそらく全面タイプの高級防具を使えば、怖くないと思います。

おそらく警察隊の装備は最高でしょう。あれ欲しい、と単純に思います。


怖いのはむしろデモ隊が投げる火炎瓶です。


香港の少年は野球などやらないでしょうし、私は彼らの投擲能力には疑問を持ってます。


現場ではデモ隊と警察隊が対峙して、その中間地点に報道陣がカメラを構えるという場合が良くあります。


香港のような都市型ですと道幅の狭い場所でやりあうことも多いので、流れ弾が怖いです。


事故で自分が炎上することもあります。

日本の過激派は渋谷暴動事件(1971年)では、女性活動家が火炎瓶を運搬中に発火し、焼け死んだそうです。


なお渋谷暴動で中核派は鉄パイプで警官で襲い、失神させた上に火炎瓶で焼き殺したそうで、香港なんかよりも何倍も暴力的だったようです。


香港の場合は、火炎瓶といっても量的にも少なく、そこまでのものでは無いです。


怖いと言えば、大群衆が必死の形相で逃げ回る姿は、鬼気迫るものがあって怖いです。

最初チベットでデモに遭遇した時は、前線より猛スピードで後退する群衆に押し倒されないか、転んだら圧死するといった恐怖感を覚えました。


いま思うと、あちらは実弾で死者多数だったようなので、デモ隊側も命がけだったに違いありません。


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